久々の更新ですが、今日は最近の我が家でのお話を。
外国語教師である私の妹の申し出で始まった娘(10歳)のための英語講座。 心配していた通り、 とうとう娘が「レッスンやりたくない」と言い出しました。 本人が希望したというよりも、 講師である妹がやりたくて始めたようなものでしたのでね。 それでこの講座は一旦休止となったのですが、 今回の件で私は自分の体験を思い出したのです。 私がちょうど娘と同じ小学校4年生くらいのある冬の日のこと。 親に勧められて始めた水泳教室がイヤでイヤでたまらなくなり でもそれを親に言えず、 私はプールへは行ったものの、更衣室に篭り、 そのまま帰宅したことがありました。 水泳教室では受付と実際の生徒数が異なりますから 当然家に連絡が入ります。 私は両親に叱責され、裸足のまま、 雪の降り積もる庭に投げ飛ばされました。 ・・・娘の一件で、そんな記憶が蘇ってきたんです。 ここで、プールまで行ったくせに逃げた私自身や 今だったら虐待とみなされるであろう親の言動を 「正しい」とか「正しくない」とか言うつもりはありません。 ただ、 「うちの実家は、言いにくい声が聞かれない空間だったな」 と、あらためて思ったのです。 関係性のコーチングで、人間関係を良好にするためのコツとして レクチャーしているポイントがいくつかあるのですが そのうちの1つとして 「すべての声は平等に聞かれる必要がある。 言いにくい声にこそ智慧がある」 というのがあります。 大きな声(親、上司、教師など上の立場の声)と同じように 小さな声(子ども、部下、生徒など立場の弱い人の声)も 平等に聞かれる必要がある、ということです。 そして、そこには関係を改善するためのヒントがあるのです。 聞いたからと言ってそれを受け入れる必要はなく 「ただ耳を傾けてみてくださいね」とお願いしています。 そしてもちろん、言いやすい雰囲気を作ることが何よりも大事です。 「我が家の声の民主主義は守られているのかもな」 そんなことを感じた瞬間でした。 --------------- 2時間で聞き上手になっちゃう講座のお知らせです ![]() 子どもとのコミュニケーション、ママ友とのコミュニケーションの他、 交流会、営業など、幅広く応用できます。 「初対面で話が続かない」 「聞き上手になりたい」 「営業上『相手のニーズを聞け』と言われるが、何をやったらいいのかわからない」 ・・・といった方におススメです。 相手を引き出す対話術(1)―聞く力― 日時:2012年07月13日(金)10時~12時 会場:東京都中央区京橋(お申し込みの方には詳細ご連絡致します) 参加費:3000円 >>>参加申し込みはこちら スポンサーサイト
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以前、こちらでご紹介した本が文庫本になっています。 値段も安くなりましたし、何より文庫本ですからどこででも読めますね。 永久保存版にしても場所を取らないし。 「オススメの子育てコーチングの本を教えて下さい」と聞かれると とりあえず最初の1冊としてこの本をご紹介しています。 想定して書かれている子どもの年齢は小中学生、言語でのコミュニケーションがとれ、 自分で考えることができる年齢ですが、 まだ話すことができない小さなお子さんに対しても 親としてのスタンスを学ぶには良書だと思います。 |
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ある場や雰囲気に影響を与える姿勢や態度、あり方のことを「メタスキル」といいます。
例えば「ただいま~」と子どもが帰ってきたときに 「おかえり。」と玄関で仁王立ちしているのと 「おっかえりっ♪」と笑顔で向かえるのとでは その場の空気感が全く異なりますよね? この「態度」や「姿勢」がメタスキルです。 人間関係において、このメタスキルを意識的に選択できる様になると 思わぬ効果を発揮します。 例えば、娘が常々「お母さんて面白いよね~」と楽しそうにしているのは 私が 意識して取り入れているからです。 そして、これは何もお子さんとの関係性にだけ有効なわけではなく ご主人やお姑さん等との関係や 職場の人間関係にも同じような効果があるのです。 システムコーチングでは関係性において重要な8つのメタスキルについて 意識的に関係性に導入できるようアプローチします。 |
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